6月中旬、20年来の交流協定関係にある本学と英国王立音楽院の学生による合同オーケストラ交流演奏会が英国と日本において開催されました。(21日ロンドン 英国王立音楽院デュークス?ホール、22日オックスフォード シェルドニアン劇場、26日福島県郡山市 けんしん郡山文化センター中ホール、27日東京藝術大学奏楽堂)
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両校は1998年に交流協定を結び、2015(平成27)年に共同事業を拡充する協定をあらたに締結しました。以来、親密な活動を続け、その活動の結実ともいうべきプロジェクトとして今回の学生合同オーケストラ交流演奏会が実現しました。
本学大学院?学部生総勢29名と英国王立音楽院の学生27名でオーケストラを編成し、ベートーヴェン《交響曲第3番「英雄」》のほか、両校から独奏者を一人ずつ(ヴァイオリン:ユリエ?スヴェツェナーさん Julie Svěcená、ヴィオラ:井上祐吾さん) 選出してのモーツァルト《ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 K.364》、序曲にはベートーヴェン《プロメテウスの創造物》というプログラムで公演を行いました。指揮はバロック?古典のスペシャリストでチェンバロ奏者としても世界的演奏家として知られた、トレヴァー?ピノック氏が行いました。
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英国公演では英国王立音楽院総裁のグロスター公爵夫人バージット妃をはじめ、日頃より会場に足を運んでいる地元音楽愛好家が多く訪れ、カーテンコールではピノック氏から公演の概要がスピーチされ、異文化世界で生活をしている若き音楽家が集まり音楽を奏でることの重要性に話が及ぶと、会場から賛同する掛け声が揚がり、大きな拍手をもって幕を閉じました。この後、本学学生等は24日に帰国、続いて英国王立音楽院学生らが25日に来日し郡山市と本学奏楽堂での公演を行い、交流演奏会の全日程を終了しました。
ピノック氏の思い描く音楽へ遠慮のない要求と妥協のない姿勢に両校の学生も期待にこたえる演奏をしただけでなく、英日両公演とも聴衆から大きな拍手をいただく演奏で、公演の成果と自身の成長を示した形となりました。また、異文化の環境を体験することで、人間的にも一回り大きく成長した学生の姿がそこにはありました。
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最後に、今回の交流演奏会にご協力いただきました在英国日本国大使館をはじめとした皆様方に厚く御礼申し上げます。